前回の投稿では体の歪みのほとんどは日常生活の『癖』が原因だという話をさせていただきました。
ただ、この『癖』というのが少しだけやっかいなんです。
どういうことかというと、
もう何年も当たり前のように繰り返しやっていることなので、
自分がやっていることにさえ気づかない、
ということがよくあるのです。
なので、当院で歪みを整え、その原因となっている『癖』を指摘しても、
自分がその『癖』をやっていることに気づかないと、また同じように体は歪んでしまいます。
これでは、いつまで経っても体の不調は改善されません。
「いつ・どこで」その『癖』をしてるのかに気づくことが、
体の不調の改善へとても大事なことになります。
歪みの原因となっている『癖』を指摘されれば、
「分かりました!その癖をやらないようにします!」
と、言いたくなりますが、
この「やらないようにはする」はやめましょう。
確かにその『癖』をやる回数は減るかもしれませんが、なかなかやめることは出来ません。
「やらないようにしよう」と頭で考えていても、気づていないところで必ずやってしまいます。
本人はやっていることに気づいていないけど、体は歪んでいる、
ということになり、体の不調は改善されません。
『癖』をなくす近道は、
「やらないようにする」ではなく、
「やっていることに気づく」ことです。
あ!こんなところであしを組んでいた!
あ!また、腕を組みそうになった!
この「あ!」が大事なんです。
「あ!」が心に響くので『癖』はやらなくなっていきます。
頭で「やらないように」と考えているより、
この「あ!」で心に響かせる方がよっぽど早く『癖』はやめることが出来ます。
『癖』がなくなれば、体は歪まなくなるので、体の不調も改善されます。